おぷ痔いぼ

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2020年上半期 天音かなた個人的10選

へい!こんかなた~

いぼじでございます。

 

今年の上半期はまさにVTuber旋風が吹き荒れた季節でした。

外出自粛の追い風に支えられながら、一人また一人とVの沼へ堕ちていきました。

私もその一人です。

 

例年この時期は「XX年上半期 アニメ10選」みたいな遊びをするのですが、

なんとこの半年で完走したアニメが2本しかなく、途方に暮れてしまいました。

必死になってアニメを見ては感想を呟いていたのも今は昔、

今はあさココ・推しの配信・空いた時間にホロメンの切り抜きを見るという生活です。

 

ということで今回は趣向を変えて、

私の最推しであるホロライブ4期生・天音かなたさん(以下、かなたん)の配信の中から、個人的に特に好きな回、かなたんをあまり知らない人に見てほしい回を10個挙げてみました。

2/02【#ぺこかな】先輩初コラボはぺこら先輩!!!協力うさぎゲーで足を引っ張って罵られる…???


【#ぺこかな】先輩初コラボはぺこら先輩!!!協力うさぎゲーで足を引っ張って罵られる…???【天音かなた/ホロライブ4期生】

4期生以外との初コラボ回。

これの前日、伝説の凸待ち0人配信で本気で胸を痛めた後だったので、ほっと胸を撫で下ろしたのを覚えています。

初コラボだし無難な進行……と思いきや、徹頭徹尾殴り合いの押収

VTuber同士のプロレスに胸がときめきます。

これくらい気軽に互いを突き合える関係性、めちゃくちゃ良くないですか?

 

またぺこかなコラボやってくれないかなぁ……

 

2/26【テトリス99】10位以内になれないと隙あらば自分語りする人や絶対に眼鏡をかけてる人になるテトリス


【テトリス99】10位以内になれないと隙あらば自分語りする人や絶対に眼鏡をかけてる人になるテトリス【天音かなた/ホロライブ4期生】

テトリスをしながら様々な属性のキャラクターになりきる配信。

個人的にロールプレイ中の、息継ぎの間もなくどんどんネタをかましていくかなたんが大好きです。

しかしなかなか10位以内に入ることができず、たくさん用意してきたお題は1時間持たずに使い果たしてしまいます。そこで急遽ホロライブメンバーのモノマネをすることに……。ホロメンになりきりながら雑談をするも、内容はしっかりかなたん目線なので微妙なギャップが笑いを誘います。船長がFlash知らないわけないだろ……

 

なお、今でこそ雑ココと言われるかなたんのココ真似ですが、当時は結構似ていると評判でした。

実はこの頃のココ会長って今と声質が違って、少し鼻掛かった声をしてたんですよね。

ホンマか??と疑いを持った方はぜひ2月のあさココを見てみてください。

こうして語る私も見直すまで気がつきませんでした……

 

余談ですが、高速道路を走行中にこれを聞いていたら笑いすぎて本気で事故りかけました

気をつけましょう。

3/15【#天音かなたドッキリ】桐生ココの声真似で通話したらホロライブメンバーは気付くのかドッキリ!!!!!


【#天音かなたドッキリ】桐生ココの声真似で通話したらホロライブメンバーは気付くのかドッキリ!!!!!【天音かなた/ホロライブ4期生】

有名な配信ですね。

かなたんから通話がかかってきたが、繋ぐとそこにいたのはココ会長…………に見せかけたかなたんというドッキリ企画。

「ココがかなたんの家に遊びにきている」という言い訳説明でしたが、本配信の2時間後には前日急遽決まったARKαボス配信が予定されており、明らかに無理のある設定

さらには絶妙に天使が混ざった会長ボイス、というバレる要素しかない計画です。

案の定ほとんどのホロライブメンバーに気づかれ、配信は共感性羞恥の地獄空間と化してしまいます。

 

このまま企画倒れで終わってしまうのかと思いきや…………!!?!?!?!

 

その場の機転・アドリブでどこへでも転がっていく生配信の面白さが最大限に発揮された回だと思います。

 

3/23【#ちゃまたん】パワポで討論、草を生やしてもらうためには???


【#ちゃまたん】パワポで討論、草を生やしてもらうためには???【赤井はあと&天音かなた/ホロライブ】

1期生・赤井はあとさんとの芸人コンビ結成回。

お互いの失敗談を持ち寄りながら、ウケるトーク術を模索します。

 

と言えば聞こえはいいのですが、内容はとにかく混沌としています。

ツッコミ不在のボケ、求めている返しが来ないフリ、着地点のない会話…………

その無秩序さゆえ、何が起こるか分からない緊張感が妙に心地いいんですよね。

#ちゃまたん シリーズはどれもいい意味でめちゃくちゃでおすすめです。

 

4/13【とるモ】2万円でいくつ取れる!?ネットクレーンゲームに挑戦した結果……


【とるモ】2万円でいくつ取れる!?ネットクレーンゲームに挑戦した結果……【天音かなた/ホロライブ4期生】

”横ずらしのかなた” "確率機のかなた"

ホロライブメンバーへ贈るプレゼントを手に入れるという名目のもと、2時間ひたすらクレーンゲームに勤しむ回。

悪徳商法に騙されたり、絶妙なタイミングでクリーパーにシバかれたりと、何かと不憫属性が目につく彼女ですが、実はここぞというときに強運を発揮します。

 

個人的に天使の強運イベで好きなのがこの配信と運命の出会いガシャ(シャニマス)です。「まさか」を越えてくる奇跡の展開に震えました。

懸命に玉を横へずらす姿も必見です。

 

ちなみに某騎士団で行われたような忖度は一切ありません……

 

4/19【雑談】久々の雑談枠★まったりお話しませんかっ?


【雑談】久々の雑談枠★まったりお話しませんかっ?【天音かなた/ホロライブ4期生】

#とまらないマシンガントーク

物凄い勢いでかなたんがずっと喋り続ける回です。いつ息継ぎしてるんだ……

 

流れるように話題がコロコロと転がっていくさまが程よいテンポを生んでおり、聞いていてとても耳心地がいいです。このスピード感、でびどる!や魔法陣グルグル(2017年版)を思い出すのは私だけですか?

 

それにしても、思いつくままに話したいことをくっ喋るかなたんって本当に楽しそうに話すしかわいいですね。

 

5/04【ドキドキ文芸部!】初見プレイ!サヨリルート立ち消え・・・EDまで!!!


【ドキドキ文芸部!】初見プレイ!サヨリルート立ち消え・・・EDまで!!!【天音かなた/ホロライブ4期生】

ドキドキ文芸部!回完結編。

かなたんのノベルゲー配信は文章を全て読み上げるフルボイス実況なのですが、とにかく朗読の力の入れようが半端じゃない。

主人公、幼馴染キャラのサヨリツンデレ気質のナツキ、奥ゆかしい文学少女ユリ、部長のモニカを見事に演じ分けています。ボイス付きのゲームなのかな?と見紛うほど。

 

初見プレイならではの反応が新鮮みに溢れていて楽しい。

その真価が発揮されるのは2周目に入ってから。

 

実はこのゲーム、1周目と2・3周目で雰囲気がガラリと変わることで有名です。

2周目以降の演出の数々にお手本のような悲鳴を上げる姿は必見。

2周目開始時のノリノリなコメント欄にも要注目です!

 

5/27【雑談】いろんなことへの素直な思いを語り


【雑談】いろんなことへの素直な思いを語り【天音かなた/ホロライブ4期生】

かなたんが自身の過去を振り返りながら生き方について語る回です。

実はVTuberになる前に大きな挫折を経験したかなたん。彼女がどのような心境で苦難に立ち向かい、ホロライブ加入に至ったのか?

綺麗事ばかりでなく、辛いことや醜い内面も赤裸々に語るからこそ、「今が本当に幸せ」という言葉に説得力が生まれています。元気づけられる配信です。

 

全肯定してくれるスパチャ読みも必見です。

 

6/18【雑談】最近の話とかホロメンとの話とか


【雑談】最近の話とかホロメンとの話とか【天音かなた/ホロライブ4期生】

直近の有料メンバー限定配信から一つ。

詳細は語れませんが、現代社会に疲れたオタクはぜひ見てみてください。

 

6/26【#おしかな】初対談!おしおママが夏服かなたを描く!!!


【#おしかな】初対談!おしおママが夏服かなたを描く!!!【天音かなた/ホロライブ】

最後はつい先ほど行われたこちらの配信。

「天音かなた」の生みの親であるイラストレーター・おしお先生を迎えたコラボ対談です。オフ会での裏話や普段のdiscordの様子など、日頃の仲のよさが伝わってくる会話を堪能できます。

 

安心感抜群の雑談もさることながら、初のゲスト出演に緊張するおしお先生をかなたんが上手にリードする姿も見ものです。

おしお先生が話しやすいよう適度に話題を振り、間が空いたらたらすかさずフォロー。そして何より褒めまくる――――

後輩キャラとしての印象が深いかなたんですが、案外面倒見のいい先輩ポジションも行けるのでは?来る5期生のためにプレゼント用意してるしね。

 

俺もうんちしただけで褒められてえよ

 

おわりに

天音かなたさんの魅力が少しでも伝われば嬉しいです。


【U.S.A替え歌】P.P.T【天音かなた/ホロライブ4期生】

「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編」ネタバレ感想

ネタバレ注意!

本記事は4月17日発売の
響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編」及び
4月19日公開の映画「劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ」、
原作「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章」、
及び「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話」
のネタバレを大いに含みます。未見・未読の方はご注意ください。
 
 
1周通読しただけの取り急ぎ感想です。
独自解釈や勘違いが多数含まれている可能性があります。
あくまでファーストインプレッションとして書き留めたものとして読んでください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こんな胸騒ぎが止まらないユーフォは初めてでした。全体を流れる不穏さ、恐怖は立華編以上だったかも。
不穏の種を蒔くだけ蒔いて、それらが全く回収されない恐ろしさ。
主要人物はほとんどオーディションに合格し、ソロも久美子の手に渡り、府大会は余裕の突破。なのに爽快感ではなく不気味さが先行するところに武田綾乃先生の雰囲気作りの巧みさを感じます。
ああ、北宇治高校の運命を握るのは「その日、朱音は空を飛んだ」の作者なんだな……。
 
 
 

○新生・北宇治高校吹奏楽部について

恐ろしいです。僕が初心者で入ってたら3日で逃げ出したと思います。
前年度の「妥協が積み重なった結果」の雪辱を果たすために序盤からフルスロットル状態ですが、代償として「実力が追いつけない人間」に対する風当たりが厳しい状態となってしまいました。一寸たりとも休む暇がありません。
沙里の「ゼロをプラスにするのは楽しいけど、マイナスをゼロにするのはとてもつらい」という台詞はまさにその通りだと思います。
物事への向き合い方が受動的な人間は特にそうです。
一生懸命やってるのにシバかれ続けるの、ツラいですよね。
結局沙里たち1年カルテットの問題として処理されましたが、肝心の「1年生の麗奈に対する不信感」はなあなあのまま解決されませんでした。
麗奈vs1年生という構図が生まれる危険性をはらんだまま物語が進むわけです。
麗奈に賛同する1年生もいることを勘案すると、1年生の中で賛同派vs反対派という対立が生まれてもおかしくありません。
 
やばない???????
 
 
 

○部長・黄前久美子について

ぼけっとした顔からしれっと他人の懐に潜り込む、高い人心掌握能力を図らずも持っていた久美子ですが、ついに自分から人間の心を操るようになりました。
沙里の承認欲求を満たして「刺さった」と確信するところとか田中あすかばりの策略家ですよ。ぞっとした。
多くの部員を手中に収め、部長としての手腕を発揮する一方、内面は以前よりも打たれ弱くなった印象を受けました。
黒江真由という存在により、久美子の立ち位置・居場所が脅かされ始めたことが原因かと思います。(次項参照)
 
 
 

○黒江真由について

絶対やべーだろこいつ。
不穏の種を最も多く蒔いた女。しかも悪気が全くない(ように見せている?)ところが怖すぎます。
一見気遣いができて柔和な人物ですが、「たかが部活」「私のせいでもし二人が落ちたら申し訳ない」など心の底では北宇治を舐めていることが透けて見えます(なんで受かる気まんまんやねんこいつ)。他部員と微妙な距離感があるのは偶然か策略か。
久石奏をヒリつかせまくってるのも気になる。
 
ところで、作者・武田綾乃先生はTwitterで今作の主題は「居場所と拠り所」であると仰っていました。
久美子目線で話が進む本作では、黒江真由は「久美子の居場所を脅かす存在」として大きく印象づけられていました。
久美子から見れば真由って自分の上位互換なんですよね。
超強豪校からやってきた、自分と同じ3年生。マイユーフォを持っていて(田中あすかと同じ型番なのが神経逆撫でしてくる)、演奏技術も高い。あと胸も大きい。焦燥感に駆られるには十分だと思います。
そもそも今までの久美子って騒動に巻き込まれはすれど、自分の居場所や拠り所が脅かされることって無かったんですよね。
あすか先輩を差し置けば北宇治で最も上手なユーフォニアム奏者でしたし、だからこそ麗奈にも認められている。低音パートの仲間たちもいる。
要は低音パートを自分の居場所に、麗奈の隣にいる自分を拠り所にしていたわけです。
 
それが黒江真由によって揺らごうとしている。
アンサンブルコンテストの際の「もしも自分より上手いユーフォが現れたら?」という懸念が現実になってしまったというわけです。
部長職に追われて低音パートに居られる時間が短くなってしまった久美子は、長らく安住の地であった低音パートにも居場所を見出だせなくなり始めてしまいました。
「自分がいなくとも低音パートは成立する」安全圏から見守るか助言することが多かった今まででは考えられなかった懸念です。
部長として北宇治を全国金賞へ導きたいという気持ちと、
自分の拠り所を失いたくないという一個人としての気持ち。
2つの感情が交錯する中で、「黒江真由は自分よりも高い演奏技術を持っているかもしれない」「麗奈と対等にソリを吹く自分の立ち位置が奪われるかもしれない」という疑念は、形を変えて顧問・滝への不信へと燻ぶり始めます。
 
そうきたか、と思わず唸ってしまった。
滝の中に演奏技術以外の評価項目があるなら、Aメンバー選考に(久美子も懸念していましたが)政治的な判断が存在する可能性も浮上してきます。その場合「Aに入りたいなら上手くなるしかない」(p.49)という北宇治の根底そのものが揺らぎかねません。
夏紀先輩が前年Aメンバー入りを果たしたのも、副部長が落選して士気が低下するのを避けるため…?とか思っちゃう。
さらには「後輩たちは3年生ほど滝先生を絶対視できない」という美玲からの忠告。
2年前のトランペットソロオーディションの騒動が再び巻き起こりかねません。
しかも、今度は久美子を当事者として。
 
やばない????????????????
人畜無害な顔してこれだけの火種を蒔き散らせるキャラクターなかなかいないですよ。
やっぱり綾乃は性格悪い(褒め言葉)
 
 

○プロローグはもしかして……?

ところで「決意の最終楽章 前編」のプロローグ、なんだか変だと思いませんでしたか?
「4人で写った写真」とか「先生、」とか、地の文や台詞に個人名が一切出てこないんですよね。
 
もしかしてこれ、滝先生視点と思わせといて実は7年後の黄前久美子先生じゃない?????
こういうの何て呼べばいいんだろう。ミスリーディング?叙述トリック
小説技法に詳しい人おしえて。
 
 

○そのほか思ったこと(箇条書き)

・剣崎のあだ名りりりんが1年生に普及してて笑った。よかったね。
・佐々木梓部長は案の定王国を築いてる様子。あの女……
・「子どものころの私は、大人になったら勝手に立派な人間になれると思い込んでいた。でもいまの自分は子どものころの延長線上にあった」(一部略)分かりすぎて吠えた。
・釜屋すずめの「おっはよーございます!」が中野四葉でしか再生されない。
・久石奏が「久美子センパイ」と呼ぶのを見て頭の中がHoneyworks meets TrySail一色になった。
・第二楽章で大好きになった小日向夢ちゃんがほとんど出なくてツラすぎる……。
田中あすかのカードはどこで切られるのか。SHIROBAKOの矢野さん復帰みたいなタイミングで出てきてほしい。
 ・あのエピローグはなに????????????????
麗奈と秀一が仲違いしたらそれこそ分裂だで……

まだまだたくさんあるけどこの辺にしておきます。
 
 
○さいごに
黒江真由の乳でボタンがはち切れんとするシーンでおっきしちゃった……。